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インプラントのここだけの話

セメントや接着剤を練るときは暑いと固まりやすいのです。T大学歯学部のある教授は夏と冬で練る秒数を変えているそうです。
それぐらい温度条件に左右されます。当院は、床暖房と二重ガラスの窓のおかげで、温度と湿度は365日ほぼ同じ条件で治療ができます。
こうした環境も治療のクオリティーを左右するのです。みなさん経験があると思いますが、部屋の雰囲気というのはちょっとした装飾でがらりと変わるものです。
当院では院内に楽しい雰囲気があふれるよう、待合室や診療室にたくさんの絵やお花を飾るようにしています。歯医者は怖いところというイメージを患者さんに持ってほしくないからです。

美しい絵や花を見るだけで癒しにもなります。患者さんの視界に入る場所のインテリアアートにはかなりのこだわりをもっています。
とくに、診療ユニットに座ったときの目の前の情景は大切。さまざまなアートが目に入れば気分もやわらぎます。
絵はおもにロサンゼルスやハワイなどの画廊から送ってもらっています。向こうのアーテストに特注で依頼して描いてもらったり、直接、現地で購入したりすることも珍しくありません。
飾る絵は季節によってこまめに変えています。当院でアメニティにもっとも気を遣っているエリアといえばトイレです。
トイレの洗面台には、口紅おとし用オイルとコットン、油おとし紙、使い捨てのハブラシ、デンタルフロス、洗口液といったアメニティグッズを常備してあります。さらに、便座消毒剤はもちろん、生理用ナプキンも揃えており、テレビ、救急用ブザーの設備もあります。

使い捨ての歯ブラシを置くことについては、ある患者さんの話がヒントになりました。その方は全国で観光ホテルを経営している社長なのですが、治療にいらっしゃったときに、歯ブラシと歯みがき粉を途中の薬局で買って、洗面所で歯みがきをしてから受診されたというのです。
その話を聞いて、「使い捨て歯ブラシを置かなくては」と即座に思ったわけです。考えてみれば、これまで歯科医院のトイレに歯ブラシがないというのは盲点でした。
受診前に歯みがきをしようと思っても、外出先から直接来院する場合にどこで歯みがきをしたらいいか迷われた経験のある方も少なくないと思います。こうしたアメニティ、サービス面についてはいつも患者さんがヒントをくれます。
たとえば、当院では衛生面の配慮としてスリッパの除菌を行っています。病院というのはいろいろな患者さんが出入りしますから、スリッパを不潔に感じる方も少なくありません。
実際、あるときマイスリッパを持参した方がいらっしゃったのです。

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